原田マハ「書きたい物語が自分の中で蓄積していました」

原田宗典の妹である原田マハ。 そのデビューは兄に比べると遅いのですが そこに至るまでの時間は彼女の糧となっています。 「小説新潮」2007年12月号 特集「作家になる道」から抜粋しています。 ――小説家になろうと思ったきっかけは、やはりお兄さんの宗典さんの影響ですか? 原田 もちろんそれもありますが、私は小さい頃から小説も好きでしたが絵も好きで、将来どちらかに関する職業に就…

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瀧羽麻子「実は私、経営コンサルタントなんです」

「作家になりたい」と強く思っておらず たまたま書いた小説を応募したら受賞したという瀧羽麻子。 「ダ・ヴィンチ文学賞」はそれほどレベルが高くないので これからが大変だとは思いますけれどね。 「小説新潮」2007年12月号 特集「作家になる道」から抜粋しています。 ――失礼ですが、瀧羽さんは、今、おいくつで? 瀧羽 二十六歳です。 ――……お若いですねぇ。この若…

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山本一力「私たちは新人だった 辛かった、楽しかった、あの頃――」

山本一力が借金返済のために 小説の新人賞を目指したのは有名です。 デビュー作の『蒼龍』は新人賞を目指す彼の姿と重なります。 その後の話を「小説新潮」2007年12月号 特集「作家になる道」で書いています。 雑誌から抜粋します。  すべて手探りで書きあげた処女作を小説新潮長篇新人賞に送り、数ヶ月後、最終候補に残ったとの知らせを受けた。舞い上がった。すっかり自分が受賞するものと思い…

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坂東眞砂子「私たちは新人だった 辛かった、楽しかった、あの頃――」

「小説新潮」2007年12月号 特集「作家になる道」で 坂東眞砂子が、小説家になるために選んだ生活について書いています。 彼女はすでに子供向けの本を出していたので 出版社とつながりがありました。 けれど新人賞を目指すことも 彼女が書いているように「1か0か」だと思います。 各個人それぞれに制約があるなかで、書くか書かないか。 それだけの差なのです。 記事から抜粋しています…

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出久根達郎「私たちは新人だった 辛かった、楽しかった、あの頃――」

「小説新潮」2007年12月号 特集「作家になる道」で 出久根達郎がデビューするまでの苦労話を書いています。 古本屋の店主から、ユニークなエッセイが受けて 作家デビューしたと思っていましたが 実際は大変な下積み時代があったのを初めて知りました。 記事から抜粋しています。  編集後記がわりに、「店番日記」風のエッセイを、毎号載せた。商品はさほど売れなかったが、エッセイの…

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長部日出雄「私たちは新人だった 辛かった、楽しかった、あの頃――」

長部日出雄が週刊誌記者時代に 吉行淳之介から学んだという 仕事に対する姿勢について語っています。 「小説新潮」2007年12月号 特集「作家になる道」から抜粋しています。  「週刊アサヒ芸能」が主な仕事場であった関係で、吉行淳之介さんがその雑誌で連載対談を始めることになったとき、構成者の役割が回ってきた。  構成というのは、速記を雑誌のページ数に合わせてまとめる仕事で、…

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安部龍太郎「私たちは新人だった 辛かった、楽しかった、あの頃――」

作家デビューするために、出版社に売り込みに行った安部龍太郎。 「小説新潮」2007年12月号 特集「作家になる道」の「助走の頃」で このように綴っています。  帰国後すぐに辞表を出し、本格的な作家修業を始めた。一年目は長年書きついできた長編を完成させ、出版社に売り込みに出かけた。アプローチした十数社のうち、読んでくれたのは二社である。  一人は筑摩書房の橋本さん。もう一人は毎日新…

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浅田次郎×小池真理子「作家になる道」

浅田次郎と小池真理子の対談。 おふたりは新人賞ではなく エッセイと自分が企画した本でデビュー。 しかし本を出してからは順調な作家人生です。 作家として「小説を書く」ことの真実を 「何冊読んだか、何枚書いたか」という言葉で表現しています。 ある意味、デビューするまでにいっぱい苦労した人ほど 貯金を積んでいるような気がします。 浅田 近頃の新人作家は「小説なんか書いちゃい…

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道尾秀介「感情を描くためにミステリーを書く」

ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞してデビューした道尾秀介。 緻密に練られた伏線とミステリ、ホラーで ファンを魅了しています。 その作家を目指した時のことをこのように語っています。 道尾 十九歳、大学二年の頃でした。何かを目指して十年間やってみて、それでもモノにならなければ才能がない、という気持ちがあって、とにかく三十歳まで頑張ってみようと。そのリミットぎりぎりの二十九歳のときに、…

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万城目学「門の向こうには、なんにもなかった」

デビュー作『鴨川ホルモー』が大ブレイクして 順風満帆な作家生活をスタートさせた万城目学。 彼は会社を辞めて新人賞応募生活を2年おくり 『鴨川ホルモー』でダメだったら 作家をあきらめようと思っていたそうです。 万城目 作家になりたかったというよりも……まず、効率が悪いと思ったんです。結局、二年で一五〇枚の中編一作しか書けなかった。それだったら、会社を辞めて集中してやってみて、駄目…

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