時代小説や時代劇を書く上で注意したい用語についての解説書です。
江戸時代にはなかった言葉(神経・反射・情報・権利・自由など)、江戸時代と現代では意味が異なる言葉(面子・対面・素敵・すっぴん・厄介など)などをわかっていて使うのと、知らないので使うのとでは小説が全く変わってきます。また江戸時代に使うとアウトな事柄や登場人物の名前を紐解いたりといった、自分で調べると大変な事柄についても書かれています。
特に吉原に関する情報は細かく、元吉原と新吉原の違いなどは知らないで書くと恥をかきますし、そもそも時代考証間違いで新人賞受賞は無理でしょう。
エッセイ形式で読みやすく、時代小説を書きたい人は手元に置いておきたい一冊。
時代小説でデビューするための秘策、
時代考証、ネタ探しなどの指南書です。
若桜木虔を中心に、
作家の鳴海風、上田秀人、藤水名子、松岡弘一、
作家志望の貴辻敦子、編集者の窪崎和哉を交えた座談会を収録。
それぞれの視点から語るので、様々なことが学べるでしょう。
特に選考委員の立場から、応募作の間違いを
指摘しているのが参考になります。
時代小説で応募する人は必読。
江戸幕府主要役職名簿付き。
時代小説を書く上で必要な知識や資料収集、
時代小説の特徴や作家の特性などから
時代考証を踏まえた名前、セリフ、衣服、暦などを
網羅した時代小説指南書です。
おそらく時代小説(歴史小説)ほど
「読むのと書くのとは大違い」なのですが、
その基礎を固める一冊です。初心者向き。
●作家になるための参考書●













