2007年10月06日

受賞作から学ぶ

受賞作を読むのも、新人賞受賞のためには必要です。

このブログでは受賞作の書評も書いていますが
ぜひ、ご自身で受賞作を読んでください。
必ず得るものがありますし
さらに新人賞が近づいてくるでしょう。

第29回(1983年)江戸川乱歩賞を受賞して
デビューした高橋克彦は
『小説家 直木賞作家になれるかもしれない秘訣』のなかで
江戸川乱歩賞の過去の受賞作を10年分読み
その受賞の傾向と対策を練ったことを披露しています。
彼は見事、1回目の応募で江戸川乱歩賞を受賞しています。

その江戸川乱歩賞受賞の秘訣とは
 ・自分の熟知している世界を書く
  そのためには履歴書でアピールすることも大切。
 ・連続殺人で3人は死ぬ。
 ・原稿の字をきれいに書く。
 ・小説の舞台を離れたふたつの土地で展開させる。
 ・図版、地図などビジュアルを入れる。
 ・自分の本音を入れる。
 ・倒叙法で書く。
もう20年以上たち、この傾向も変わってきていますから
これがそのまま使えるわけではありません。

熟知している世界を書くのはどの小説でも
成功するひとつの方法です。
しかしただ熟知していればいいわけではなく
高橋克彦は資料を駆使した手法の小説でもいい、
ということに着目しました。

これは自分の思考法、メンタリティなどと
深く関わってきます。
自分でもできることを発見するのは
自分でしかできません。

また書き手の視点で読むことで
書き手の意図がわかります。
それは自分の小説作法の幅を広げることになります。
そこから自分が書くべきテーマが
見えてくることもあるでしょう。

また数多く読むことで見えてくる傾向、
共通することなどもあります。

自分で受賞作を読むメリットは計り知れません。
最近5年間の受賞作、できれば10年分は読みたいですね。


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posted by かつき at 09:47| 新人賞のとり方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする