実はとても重要です。
ひらがなと漢字では、読者の印象が変わってきます。
漢字が多くなれば、硬い文章、硬い小説になりますし
ひらがなが多くなれば、柔らかい文章、柔らかい小説になります。
純文学はもちろん、エンターテインメント作品であっても
その作品の雰囲気を出すために
ひらがな・漢字表記にも気を配っていただきたいと思います。
例えば、一人称。
「私・わたし・ワタシ」
「僕・ぼく・ボク」
「俺・おれ・オレ」
書いている作品の登場人物にどの表記を使うか
著者ならば選べます。
ぜひ、神経を使ってほしいところです。
ひらがな・漢字表記で、出てくるたびに表記が揺れることが
多くあります。
出版されるときには校正が入り、統一されますが
応募作の段階でもできるだけ揺れないほうがいいでしょう。
この表記もワープロを使うと
自動変換に左右されてしまうので、注意が必要です。
よくあるひらがな・漢字表記の揺れです。
・「君」と「くん」
・「既に」と「すでに」
・「持ち」と「もち」
・「見る」と「みる」
・「分かる」と「わかる」
小説の神様は細部に宿ります。
細かなところまで手を抜かずに、書き上げてください。
●原稿用紙の書き方●




