プロの小説家でも願うことです。
ましてこれから新人賞をとって
小説家になろうという人たちは
さらに知りたいことです。
その方法は基本的には3つしかありません。
ひとつは読書をすること。
読書は精神の養分を蓄えることになります。
その本をよく味わい、楽しんで読むことによって、
心が豊かになります。
実は、心の豊かさからしか、豊かな小説は生まれません。
この読書は幼い頃からの蓄積といってもいいでしょう。
今までにどれだけ、どんな作品を読んできたかで
書かれる小説の深さ、おもしろさ、技術が決まります。
現在は作家を目指しているのですから
読書法は少し変わってきます。
書き手としての目線で、その本を読むように努めます。
著者がなにをどのように扱い、工夫し、表現しているか、
理解するような読み方です。
読みとった技術は、自分の著作に活かしてください。
ではどんな本を読めばいいでしょうか。
これは古今東西ありとあらゆる本といえます。
神話も古典も、現代小説もミステリーも、
海外の翻訳もすべてがお手本になります。
読書法、本の選び方に関しては
別途、作家になるための読書法に書きます。
小説の上達法のふたつ目は小説指南書を読むことと、
機会があれば大学や専門学校、カルチャーセンター、
通信教育などの小説講座で学ぶことです。
小説の書き方というのはセオリーがあり
それをマスターした上で
独自のアイデア、ひねりを加えることにより
オリジナリティが生まれます。
そのセオリーは書いているうちに身につくものですが
「知って」いればその時間は短縮できます。
作家でも、小説の技術書を何十冊も読んで
新人賞をとった人は多いです。
小説指南書はどの本も同じことが書かれていると思いがちですが
著者が違えば内容も少しずつ違い、それぞれに役立ちます。
ぜひ、手に入る限り、何冊も読んで、知識と肥やしにしてください。
小説指南書 ★★★★★にお勧めの本をアップしています。
最後は書き上げた小説の批評を受けること。
家族や友人、恋人、上司、部下でも誰でもいいので
小説が好きな人に読んでもらい忌憚のない意見を
言ってもらってください。
また同人誌に参加するのはいいのですが
同人誌を出すことだけが目的のところは避けましょう。
きちんと出した同人誌を囲んで
みんなで批判をしあう時間を取っているような
同人の会を探してください。
そんな人や同人会がまわりにいない、あるいは私でよろしければ
書いた作品の書評をお書きいたします。
ご興味のある方は、書評をお受けしますまで。
これらの批評を受けることにより、
作品をよりブラッシュアップさせることができ
さらに自分の欠点に気づきます。
小説がうまくなる道筋をご自分で作って
より高いレベルを目指してください。
●作家になる方法●






