第10回『幽』文学賞
第9回から『幽』怪談文学賞を『幽』文学賞に名称変更
【雑誌】
「幽」
【主催】
株式会社KADOKAWA 角川書店
「幽」編集部
【応募内容】
体験談、伝聞、創作を問わない「怪異」をテーマとする文芸作品
日本語で書かれた未発表のオリジナル作品
【規定枚数】
短編部門 40字×300~500行
400字詰め原稿用紙換算枚数30~50枚
短編部門では短い作品を数話分まとめた形式でもいい。
長編部門 40字×1500行以上
400字詰め原稿用紙換算枚数150枚程度以上
【原稿の指定】
原稿のほかに次の内容を明記した作品情報を添付のこと。
- タイトル
- 筆名(本名でなくても可、よみがなも明記)
- 住所
- 本名
- 年齢
- 略歴
- 電話番号
- メールアドレス
- 長編部門の原稿には、原稿用紙1~2枚程度のあらすじ。
電子メールと郵送にて受付。
・電子メール
文書ファイルを添付(ファイル形式は“テキスト”か“MS-WORD”のみ)
・郵送
ワープロなどの場合は1枚あたり40字×35行に縦に印字すること。
【賞】
短編部門 大賞1作 青行灯トロフィー 賞金20万円 及び「幽」掲載
長編部門 大賞1作 青行灯トロフィー 賞金30万円 及び単行本化を検討
【締切】
短編部門 2015年6月1日(電子メールにて当日24:00必着)
長編部門 2015年8月3日(電子メールにて当日24:00必着)
【発表】
『幽』『Mei(冥)』公式サイト
「幽」24号(2015年12月発売予定)
【選考委員】
岩井志麻子・京極夏彦・高橋葉介・南條竹則・東雅夫
【最終選考会リポート】
- 第10回 『怪談専門誌 幽』 VOL.24
- 第9回 『怪談専門誌 幽』 VOL.22
- 第8回 「幽」2014年2月号
- 第7回 「幽」2013年2月号
- 第6回 「幽」2012年2月号 vol.16
- 第5回 「幽」2011年2月号
- 第4回 「幽」2010年1月号
- 第3回 「幽」2009年1月号
- 第2回 「幽」2008年1月号 vol.8
- 第1回 「幽」2007年1月号 vol.6(最終選考討論会)
「ダ・ヴィンチ」2007年3月号(選評)
【受賞作】
『幽』文学賞歴代受賞作
【サイト】
第10回『幽』文学賞
【受賞の傾向と対策】
選考委員が作家、編集者、文芸評論家と多彩で、読み方が違い、それぞれの立場から選考を行っています。誰かが強く推すと賛同を得られる傾向があります。
受賞後はメディアファクトリーがとてもよく面倒を見てくれ、文芸誌「幽」で活躍できます。
ただし、活躍できるのは大賞受賞者に限られる傾向があります。準大賞、優秀賞、佳作なども選ばれますが、これをもらっても作品が単行本や文庫になることはなく、その後もあまりパッとしません。ぜひ、大賞を狙ってほしい。
第9回から、新人賞名から「怪談」が抜けましたが、募集する作品は同じく、体験談、伝聞、創作を問わない「怪異」をテーマにしたものです。
第4回まではインパクトの強い受賞作が多かったのですが、それ以降は怖さが均一化し、新鮮な作品があまり見当たりません。
第9回の短編部門大賞作品「美しい果実」は久しぶりに印象深い受賞作でした。美しいのに怖いホラーを読ませてくれました。
このような新鮮な受賞作が待たれます。