2006年12月20日

日経小説大賞

第9回日経小説大賞

【主催】
日本経済新聞社

【応募内容】
日本語で書かれた自作未発表原稿
応募資格は新人に限らない
二重投稿は失格

【規定枚数】
400字詰縦書き原稿用紙300枚以上400枚程度

【原稿の指定】
  • 1200字以内の内容要約文と題名、枚数、氏名(筆名の場合には本名も)、住所、電話番号、電子メールアドレス、生年月日、現職、略歴を明記した別紙を添付する
  • ワープロ原稿の場合、A4判用紙に縦書きで印刷し、400字詰換算の枚数を明記のこと
  • 400字詰縦書き原稿用紙もしくはA4判印刷用紙での郵送に限る


【賞】
大賞(1編)500万円

【応募期間】
2017年4月1日〜6月30日締切(当日消印有効)

【発表】
2017年12月日本経済新聞朝刊にて

【選評掲載】
第7回
第6回 日本経済新聞2014年12月20日
第5回 日本経済新聞2013年12月24日 
第4回 日本経済新聞2012年12月25日
第3回 日本経済新聞2011年10月21日
第2回 日本経済新聞2008年10月17日
第1回 日本経済新聞2006年10月18日 

【受賞作】
日経小説大賞歴代受賞作一覧

【受賞の傾向と対策】
主催は日経新聞ですが、応募ジャンルは経済小説でなくてもOK。

受賞作のジャンルは幅広く、恋愛小説、歴史小説、文学よりのエンターテインメント、ミステリー、お仕事小説とさまざま。

この日経小説大賞の特徴は、想定読者層が40代以上の大人であること。それ以上の年代が読んでおもしろいと思える作品が受賞しています。

書き手の年齢は問われませんが、やはり人生経験や感情の機微などに大人の要素が求められるため、30代以上の書き手が有利でしょう。

しかし新鮮さも必要です。第2回の『松林図屏風』は狩野派に隠れた長谷川等伯、第3回の『野いばら』はイギリス人から見た幕末の日本と日本人といずれも新しい人物像、日本像を描いています。文章も手堅く、美しく、完成されています。

第4回の『KAMIKAKUSHI 神隠し』はロスを舞台にした誘拐事件ですが、そこに破綻した家族の問題やアメリカ特有の社会問題を浮かび上がらせました。

第5回の『スコールの夜』は働く女性のガラスの天井を描いています。第6回の『女たちの審判』は女性刑務官という新鮮な題材を一気呵成に読ませる筆力を発揮して、受賞しました。

第7回では打って変わって、寛政年間を舞台にした、ほのぼの感のあるユートピア小説が受賞しました。この受賞は他の受賞作に比べると舌触りのいい小説で、それが日経にとっては新鮮だったのかもしれません。

いずれにしても人生経験と瑞々しい感性、確かな筆力が求められる新人賞です。


posted by かつき at 13:13| 新人賞情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする