第25回日本ファンタジーノベル大賞
【主催】
読売新聞社・清水建設
【後援】
新潮社
【募集内容】
自作未発表の創作ファンタジー小説(日本語で書かれたもの)。
プロ・アマを問いません。
【規定枚数】
400字詰原稿用紙300枚~500枚程度
【原稿の指定】
ワープロの場合、1行40字×30行、A4判縦書き、100~165枚。
原稿用紙5枚程度の梗概を添付すること。
住所、氏名(ペンネーム使用の時は本名を必ず記入)、年齢、性別、職業(学校名・学年)、電話番号を明記。
【賞】
大賞(1編)賞金500万円
優秀賞(1編)賞金100万円
※受賞作品は新潮社より単行本として刊行されます。
【応募受付期間】
2013年4月1日~30日(当日消印有効)
【発表】
2013年8月上旬、読売新聞紙上ほかにて発表
「小説新潮」9月号誌上に選考経過を掲載
【選考委員】
荒俣宏・鈴木光司・椎名誠・萩尾望都・小谷真理
【選評掲載】
第25回 「小説新潮」2013年9月号
第24回
第23回
第22回
【サイト】
日本ファンタジーノベル大賞
【受賞作】
日本ファンタジーノベル大賞歴代受賞作一覧
【受賞の傾向と対策】
ファンタジーが対象の新人賞ですが
アニメやマンガのファンタジー、
魔法や剣を使ったファンタジーではありません。
大人が読めるファンタジー小説を対象にしています。
歴代受賞作のレベルは高く、
該当作なしも続けて出す厳しい選考です。
過去にファンタジー色が薄くても、優秀賞としてデビューし
活躍している作家もいます。ファンタジー要素が少しでも
筆力があればデビューできるのは大きなメリットです。
受賞の傾向がつかめないほど、自由な想像力を駆使した
ファンタジー作品が毎回、受賞しています。
異界、異物、中国伝奇、歴史など、小説のジャンルとしても幅広く
受賞作全部をひとくくりにするのはムリです。
独創性のある受賞作が並びます。
ひたすら美しい世界を描き出したり
反対に暴力的な要素を前面に押し出したり
日常ドラマにファンタジーを織り込んだりと
その作家の個性が表れます。
第25回受賞作は未読ですが
ここ3年ほど、受賞作のレベルが下がっています。
小説作法はきちんとしていますし、表現力や文章力はあるのですが
今ひとつおもしろみに欠けます。
オリジナリティ、予想もつかない展開、個性的な世界をもつ
受賞作が待たれます。