【雑誌】
「文藝」
【主催】
河出書房新社
【応募内容】
応募原稿は未発表小説原稿に限る
【規定枚数】
400字詰め原稿用紙換算枚数100~400枚
【原稿の指定】
- 原稿には頭紙を付け、そこに題名、枚数、筆名、本名、年齢、生年月日、住所、電話番号、略歴を記すこと。
- 原稿を綴じ、通し番号をふること(原則として縦書き)。
【賞】
正賞 記念品
副賞 50万円
【締切】
2018年3月31日(当日消印有効)
【発表】
2018年冬季号
【選考委員】
磯崎憲一郎・村田沙耶香・斉藤美奈子・町田康
【選評掲載誌】
第54回 「文藝」 2017年11月号
第53回 「文藝」 2016年11月号
第52回 「文藝」 2015年11月号
第51回 「文藝」 2014年11月号
第50回 「文藝」 2013年11月号
第49回 「文藝」 2012年11月号
第48回 「文藝」 2011年11月号
第47回 「文藝」2010年11月号
第46回 「文藝」2009年11月号
第45回 「文藝」2008年冬季号
第44回 「文藝」2007年11月号
第43回 「文藝」 2006年 11月号
第42回 「文藝」 2005年冬季号
【サイト】
文藝賞募集要項
【受賞作】
文芸賞歴代受賞作一覧
【受賞の傾向と対策】
1962年から続く歴史ある純文学の新人賞です。選考会では、小説家だけでなく、文芸評論家が加わり、厳しい評価を下します。特に内省的な小説を書く場合には並大抵の作品では受賞できません。
この賞の受賞作はさらりと読める文体が多いのですが、実はそれぞれに小説世界がきちんと構築されている、ある意味天才肌の作品が受賞することが多い。
計算ではなく、自分が表現したいことを的確に文章テクニックを用いて書ける人。そういう人がこの賞をとっています。
特に21世紀に入ってから、文藝賞から出た新人作家の活躍が目立ちます。2001年の綿矢りさ(2003年芥川賞受賞)、2002年の中村航、2003年の羽田圭介(2015年芥川賞受賞)、2004年の白岩玄、山崎ナオコーラ、2005年の青山七恵(2006年芥川賞受賞)、2007年の磯崎憲一郎(2009年芥川賞受賞)と人気のある作家が毎年のように育っています。
しかし、それ以降の受賞者は活躍できずにいます。個性的な作家が多いので、残念です。
第47回(2010年)には、受賞作がネットからの引用(盗作)のために受賞が取り消されました。応募する方はくれぐれも注意してください。