【雑誌】
「新潮」
【主催】
新潮社
【応募内容】
文学系の作品
【規定枚数】
第40回から小説部門のみになりました。
小説は400字詰め原稿用紙(ワープロの場合は400字換算)250枚以内(短篇も可)。
未発表の作品に限り、同人雑誌発表作や他の新人賞に応募済みの作品は対象外です。
【原稿指定】
原稿はしっかり綴じ、冒頭に表題、枚数(400字換算)、筆名、本名、住所、電話番号、年齢、職業、略歴を明記すること。
また、別紙一枚にも同様の内容を明記し、原稿に添付すること。
【賞】
正賞 特製記念ブロンズ楯
副賞 50万円
【締切】
2018年3月31日(当日消印有効)
【発表】
2018年9月
【雑誌発表】
「新潮」2018年11月誌上
(予選通過作品・作者名は10月号に掲載)
【選考委員】
大澤信亮・川上未映子・鴻巣友季子・田中慎弥・中村文則
【選評掲載誌】
第49回 「新潮」 2017年11月号
第48回 「新潮」 2016年11月号
第47回 「新潮」 2015年11月号
第46回 「新潮」 2014年11月号
第45回 「新潮」 2013年11月号
第44回 「新潮」 2012年11月号
第43回 「新潮」 2011年11月号
第42回 「新潮」2010年11月号
第41回 「新潮」2009年11月号
第40回 「新潮」2008年11月号
第39回 「新潮」2007年11月号
第38回 「新潮」 2006年 11月号
【サイト】
新潮新人賞応募要項
【受賞作】
新潮新人賞歴代受賞作一覧
【受賞の傾向と対策】
純文学系の正統派新人賞です。レベルは高く、独自の文体、文学観、プロットなどに完成度が要求されます。
なにより登場人物に存在感があり、人間が描かれている作品が受賞しやすい傾向にあります。
一人称でも三人称でも、主人公に焦点を合わせ、その心理描写を徹底的に書くこと。矛盾があったり、破たんがあったりしてもいい。それが納得いくものであり、文学性があるものであれば評価されます。
著者の苦しみ、将来性を感じるような作品が好まれます。
第37回(2005年)の田中慎弥以降、パッとした新人が登場していませんでした。
しかし、第42回(2010年)受賞者の小山田浩子が第150回(2014年)芥川賞を受賞し、第43回(2011年)受賞者の滝口悠生が第37回(2015年)野間文芸新人賞受賞、第154回(2016年)芥川賞受賞。
第45回(2013年)受賞作「太陽」の上田岳弘もデビューと同時に注目され、第28回(2015年)三島由紀夫賞受賞。
勢いのある純文学系新人賞といえるでしょう。