新人賞を選ぶ

新人賞をとって作家になると決めても
数ある新人賞のなかで、どの新人賞に応募すればいいのか
多くの人が悩む問題です。

どの新人賞を選ぶかは、活躍している受賞者が多くいることを
判断基準にします。

作家はデビューすれば一生安泰という職業ではありません。
書き続けて、生き残っていかなければなりません。

活躍している受賞者が多い新人賞は
その「生き残る道」が何らかの形であるのです。

では、その活躍している受賞者が多い新人賞とは
どんな新人賞でしょう。

まずは受賞した際の世間の注目度が高いことが挙げられます。
江戸川乱歩賞はその最もたる新人賞で
ミステリー作家の登竜門として有名です。

主催の講談社以外の出版社の編集者も注目しているので
原稿依頼が来るでしょう。

日本ホラー小説大賞は受賞のレベルが高く、
毎年、生き残る作家が多いので
業界内での注目度が高い新人賞です。

「生き残る道」という意味では
文芸誌がバックについている新人賞も強い。

純文学系新人賞は、太宰治賞以外は、文芸誌がついていますので
すぐに次の原稿依頼があります。

実力さえあれば、生き残れる可能性が強いでしょう。

エンターテインメント系で、文芸誌がついている新人賞は、
野性時代フロンティア文学賞、小説すばる新人賞、
オール讀物新人賞、小説宝石新人賞、小説現代長編新人賞、
メフィスト賞など。

ミステリーでは、
小説推理新人賞、ミステリーズ!新人賞など。

ホラーでは、「幽」文学賞。

SF、ファンタジー、時代小説では
すべての新人賞に文芸誌がついています。

文芸誌がバックについていると
受賞後第一作が雑誌掲載されますし
それが好評なら、次の掲載もすんなり決まるでしょう。

新人賞の暗黙の了解として、受賞後第一作目は
その出版社から出版することになっていますが
それ以降の雑誌掲載、単行本の原稿依頼も他社から来るでしょう。

次の発表の場が決まっているのは、強みです。

また媒体はなくても、面倒見のいい出版社として
宝島社があります。

「このミステリーがすごい!」大賞はいつの間にか
江戸川乱歩賞を凌ぐ人気のミステリー新人賞になりましたが
これはネットを使った透明なシステムだけではなく
編集者の面倒見の良さも大きいでしょう。

受賞者に対するアドバイスや対応がきめ細かく
必ず第二作目以降も出版されます。
作家としての道を順調に歩んでいる受賞者が多い。

最終候補作などから、落選させるには惜しい作品を
ブラッシュアップさせてヒットさせる「隠し玉」システムも
宝島社から始まりました。

日本ラブストーリー&エンターテインメント大賞も
宝島社の新人賞です。これも「このミステリーがすごい!」大賞の
隠し玉システムを導入してます。

また東京創元社もバックに「ミステリーズ!」があり
面倒見のいい出版社です。

出版社ではありませんが、メフィスト賞も面倒見のいい
編集部といえるでしょう。

すべての応募作を編集者が読み、自分が推す作品が
最終選考会でほかの編集者にも認められると
担当となり、出版まで並走してくれます。

このような新人賞を選べば、受賞したものの
次の作品の発表の場がないという落とし穴に
ハマらずにすみます。

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