【主催】
株式会社宝島社
【応募内容】
エンターテインメントを第一義の目的とした広義のミステリー。
『このミステリーがすごい!』エントリー作品に準拠。
ホラー的要素の強い小説やSF的設定を持つ小説でも斬新な発想や社会性および現代性に富んだ作品であればOK。
また時代小説であっても、冒険小説的興味を多分に含んだ作品であれば、その設定は問わない。
【規定枚数】
40字×40行で100~163枚。(枚数厳守)
【原稿の指定】
タテ組40字×40行でページ設定し、通しノンブルを入れる。
マス目・罫線のないA4サイズの紙を横長使用し、プリントアウトする。
A4用紙を横に使用、縦書という設定で書くこと。
原稿の巻頭にタイトル・筆名(本名も可)を記すこと。
原稿がバラバラにならないように右側を綴じる(綴じ方は自由)。
1,600字程度の梗概1枚
タテ組40字詰めでページ設定し、必ず1枚にプリントアウトする。
マス目・罫線のないA4サイズの紙を横長使用しプリントアウトする。
巻頭にタイトル・筆名(本名も可)を記す。
応募書類
横組みで、A4サイズの紙をタテ長使用して添付する
- タイトル
- 筆名もしくは本名
- 住所
- 氏名
- 連絡先(電話・FAX・E-MAILアドレス)
- 生年月日・年齢
- 職業と略歴
- 応募に際しご覧になった媒体名
原稿と梗概は第一次選考に通った後、必要となる。
1次選考を通った作品はテキストデータも必要となるので(原稿は手書き不可、テキストデータに限る)、テキストデータは保存しておくこと。(1次選考の結果は【発表】を参照)。
最初の応募にはCD-Rなどは同封しないこと。
【賞】
大賞 1200万円
優秀賞 200万円
【締切】
2018年5月31日(当日消印有効)
【発表】
2018年8月 第一次選考
9月 第二次選考
10月 大賞発表
2019年1月 大賞刊行
【選考委員】
大森望・香山ニ三郎・吉野仁
【選評掲載】
「このミステリーがすごい!」大賞サイトにて
【サイト】
「このミステリーがすごい!」大賞応募要項
【受賞作】
「このミステリーがすごい!」大賞歴代受賞作一覧
【受賞の傾向と対策】
インターネットで、一次選考通過作品には著名な書評家から講評がもらえるシステム。雑誌媒体ではなく、ネットを新人賞に用いた(新人賞開始当時は)画期的な新人賞でした。
そのため、一般読者の支持率が高い。ミステリー好きの読書家のチェック率も高いので、デビューと同時にファンがつく可能性があります。
また講評を参考に次作に取り組み、さらなるレベルアップが狙えます。
受賞後も編集部が全面的にバックアップしてくれ、継続的に本が出せます。第8回(2009年)からは隠し玉として、最終選考に残った作品をブラッシュアップして出版しています。そこからヒット作も多々生まれています。
大賞に残れなくても、チャンスが多い新人賞です。
ただし、人気はとても高く、受賞のレベルも高い。ミステリー新人賞ではいちばん人気だった江戸川乱歩賞を追い抜いた勢いがあります。
受賞作は個性的なものが多く、ユーモア、着眼点の良さなど、キラリと光る要素が必ずあります。
骨太な社会派ミステリーもサスペンスも、時代もの、歴史もの、SFなど、ジャンルも広く、作風も個性的です。ドタバタしたスラップスティック調を受け入れる長編の新人賞はこの新人賞だけですし、この作風を好む傾向があります。
また選考委員個人での「押し」で受賞が決まることもありますので、さらに受賞の幅が広い。
唯一、男性の選考委員ばかりなので、女性の作品はあまり評価されないのが欠点です。
ハードルは高いですが、ミステリー作家を目指す人は一度はチャレンジしたい新人賞です。