【主催】
講談社
【募集内容】
自作未発表の長篇エンターテイメント小説を募集。
現代、時代、恋愛、推理、サスペンス、SFなどジャンルを問いません。
【規定枚数】
400字詰め原稿用紙250~500枚(枚数厳守)
【原稿の指定】
ワープロ原稿の場合は必ず1行30字×40行で作成
A4判横向きで縦組みに印字
ページ番号を振る
400字詰め原稿用紙換算の枚数を明記する
原稿の一枚目に題名、枚数、住所、氏名、筆名、年齢、生年月日、略歴(学歴、筆暦とも)、電話番号を明記
次に梗概(800字~1200字程度)をつける
必ず右上(肩)を綴じる
WEB応募の場合もこのページレイアウトにし、原稿データはMS Word、一太郎、テキスト、PDFでの投稿を推奨
テキスト形式でも原稿規定枚数を満たしたもの
【賞】
賞金300万円
【締切】
2018年1月31日(当日消印有効)
【発表】
「小説現代」2018年8月号
【選考委員】
朝井まかて・石田衣良・伊集院静・角田光代・花村萬月
【選評掲載誌】
第11回 「小説現代」 2016年8月号
第10回 「小説現代」 2015年8月号
第9回 「小説現代」 2014年8月号
第8回 「小説現代」 2013年8月号
第7回 「小説現代」 2012年8月号
第6回 「小説現代」 2011年8月号
第5回 「小説現代」 2010年8月号
第4回 「小説現代」2009年8月号
第3回 「小説現代」2008年8月号
第2回 「小説現代」2007年8月号
第1回 「小説現代」2006年8月号
【サイト】
小説現代長編新人賞募集要項
【受賞作】
小説現代長編新人賞歴代受賞作一覧
【受賞の傾向と対策】
小説現代長編新人賞は2006年、短編から長編の新人賞に変わりました。第1回の受賞作はひどく、この新人賞はどうなることかと思いましたが、以後、力のある新人作家をコンスタントに送り出し、デビュー後、活躍している作家が多い新人賞になりました。
賞タイトルは「小説現代」ですが、時代小説が多く受賞しています。これは、たまたま時代小説の候補作が優れているからというだけであり、時代小説のほうが受賞しやすいということはないでしょう。
文章力よりも、物語設定やストーリー展開、人物造形力が印象に残る作品が受賞をしています。個性的な、その作家にしか書けない何かを感じる作品が多いように感じられます。
それを毎年、受賞させているのですから、この新人賞の応募作のレベルは高いといえます。
第3回(2008年)の奨励賞受賞者・朝井まかては第150回(2014年)直木賞を受賞しました。
第2回(2007年)の田牧大和、第4回(2009年)の加藤元、第5回(2010年)の塩田武士と吉川永青、第6回(2011年)の吉村龍一、、第7回(2012年)仁志耕一郎、第8回(2013年)中澤日奈子と、これらの受賞者はコンスタントに小説を発表しています。
この新人賞はエンターテインメントとしてのおもしろさ、読ませる作品が求められています。既存の小説にはない、自分だけの作品を書きあげることが大切でしょう。