【主催】
角川春樹事務所
【応募内容】
エンターテインメント(ミステリー・時代小説・ホラー・ファンタジー・SFなど)
【規定枚数】
400字詰め原稿用紙換算枚数 300~550枚
【原稿の指定】
ワープロ原稿が望ましい
ワープロ原稿の場合、A4サイズの用紙に1行30文字×20~40行で縦書きに印刷
通し番号(ページ数)を入れる
原稿の表紙に、タイトル・氏名(ペンネームの場合は本名も)・年齢・住所・電話番号・略歴・400字詰め原稿用紙換算枚数を明記
800~1200字の梗概をつける
【応募方法】
郵送
【賞】
100万円(他に単行本化の際に印税)及び記念品
【締切】
2018年11月22日(木)当日消印有効
【発表】
2019年6月下旬(予定)
PR誌ランティエ誌上、角川春樹事務所サイト上
【選考委員】
北方健三・今野敏・角川春樹
【選評】
第8回から受賞作単行本に所収
【受賞作】
角川春樹小説賞 歴代受賞作一覧
【サイト】
角川春樹小説賞
【受賞の傾向と対策】
2010年に再開されたエンターテインメント系新人賞。
第4回(2012年)までは比較的若い読者層に受ける作品が受賞しましたが、第5回以降は大人の読者向けのハードボイルド、歴史小説、ミステリーなどが受賞しています。
どの受賞作も高い文章力、創造性、キャラクター力など光るものがあり、物語冒頭から読者を物語世界に引き込む力があります。物語の構成も骨太です。
第6回受賞作『私が愛したサムライの娘』は歴史のifと、異人と日本人女性の恋愛物語を、細やかなエピソードの重なりで描いています。
第7回『シンデレラの告白』は、新人賞応募作で頻繁に用いられるおとぎ話ガジェットを巧みに使っています。人魚姫、白雪姫などおとぎ話を応募作で扱っている人はこの作品を一読し、自分の作品と比べてみると、とても勉強になると思います。
第8回『横濱つんてんらいら』はミステリーですが、明治15年当時の物語舞台の雰囲気を的確に描写して物語世界を構築しています。ミステリー、キャラクター性よりも、高い筆力が魅力的です。
角川春樹小説賞は今、とてものっているエンターテインメント系新人賞です。活躍が期待できる新人作家が毎年生まれていて、目が離せない新人賞です。