【雑誌】
「小説野性時代」
【主催】
角川書店
【応募内容】
広義のエンターテインメント小説
恋愛、ミステリー、冒険、青春、歴史、時代、ファンタジーなど、ジャンルは不問。
【規定枚数】
400字詰め原稿用紙換算枚数 200~400枚
【原稿の指定】
A4用紙に縦書き40字×40行で印字すること。
1枚目にタイトル/著者名/原稿枚数(400字詰め原稿用紙換算枚数)、2枚目に 1200字以内のあらすじ/本名(ルビも)/ペンネーム(ルビも)/生年月日/出身地/略歴/現住所/電話番号/メールアドレスを明記すること。
原稿には通し番号を入れること。
1作の応募につき、1枚の応募券を添付すること。(「小説 野性時代」2017年12月号~2018年9月号に掲載。コピー不可)
<郵送>
1枚目の余白に応募券を貼り付けること。
右肩をダブルクリップで留めた出力紙とデータ(CD-Rなどに記録したもの)を同梱すること。
<WEB応募>
ホームページからデータ投稿すると、投稿IDを記載した応募受付メールが自動変身されます。
応募原稿1作につき、郵便はがきに、応募作品タイトル/住所/筆者名(ペンネームの場合は本名も)/上記の投稿IDを記載。
応募券を貼り付ける。
【賞】
記念品
副賞 100万円
【締切】
2018年8月31日(金)必着
【発表】
「小説野性時代」2019年5月号にて発表
選評および、受賞者のコメント掲載
【選考委員】
冲方 丁・辻村深月・森見登美彦
【選評掲載誌】
第8回 「小説 野性時代」 第162号
第7回 「小説 野性時代」 第150号
第6回 「小説 野性時代」 第138号
第5回 「小説 野性時代」 第126号
第4回 「野性時代」2013年5月号 第114号
第3回 「野性時代」2012年5月号 第102号
第2回 「野性時代」2011年5月号 第90号
第1回 「野性時代」2010年3月号 第76号
受賞作の単行本にも掲載
【受賞作】
野性時代フロンティア文学賞 歴代受賞作一覧
【サイト】
野性時代フロンティア文学賞
【受賞の傾向と対策】
エンターテインメント系新人賞のなかで、いちばん個性的でおもしろい受賞作が出ている新人賞です。
受賞作のレベルが高く、すぐに活躍できる書き手が受賞しています。しかも毎年、新鮮な印象を与える小説設定とモチーフが登場し、目が離せません。
「小説 野性時代」本誌も毎号、バラエティに富んだ作家陣を掲載していますが、それに付随するようにおもしろい作品が受賞しています。応募者は「野性時代」を数号読んで、雰囲気をつかんでおくといいでしょう。ユニークな小説やエッセイ、コラムが並んでいます。
受賞者のなかでは、第3回の『罪の余白』の芦沢央がいちばん活躍しています。女子高校生の転落死を巡る群像劇は、新人らしからぬリーダビリティと心理描写のうまさが光っていました。受賞作は映画化され、その後も順調に執筆を重ねています。
その他、第5回の未上夕二も注目でしょう。題材に妖怪サトリを選んでいますが、その造形の膨らませ方、コミカルな語り口、お気楽な人生訓をありがたがる人々に対する風刺など、ただのユーモア小説ではない、おもしろさがあります。
第6回の阿川せんりは「野性時代」だけではなく、他誌でも活躍しています。
第6回(2015年)から選考委員を中堅の人気作家にしたのも、受賞のレベルを引き上げていると思われます。第一線で活躍している作家だけに選考は厳しいと思われます。